ヴィンチェンゾ・ナタリという監督をご存じでしょうか。その名前に聞き覚えがなくても、『CUBE』と聞いて「あぁ、あれか!」とピンと来る人はいるでしょう。それほど衝撃的な体験でしたし、冒頭のシーンは以降様々な作品でネタとして(ある意味「切り株系」のニューウェーブの出発点?)、そしてなによりあの作品から、「シチュエーションスリラー」なるジャンルが確立されたのではないかと、個人的には思っています。以降、滅多に劇場に行くことのない自分も、彼の作品だけはなるべくスクリーンで観るように努めてきました。しかし、本作に関しては存在を知るのが遅過ぎて、間に合わなかったのです。というか、比較的寡作の部類に入る彼ですが、デビューが衝撃的過ぎて、作品出す度にどんどん知名度が落ちて行ってるような気がするんですが…。 とある製薬会社のバックアップを受けながら、新薬の基となる素材の研究を進めるカップル。研究方針で会社との齟齬が判った時、彼らは秘密裏に「新種」の生産を進めようとする…。プロットとしては「ありそう」な感じなのですが、エイドリアン・ブロディ扮する彼氏と、サラ・ポーリー扮する彼女との、新種に対す... Read More | Share it now!

