げに恐ろしき衝撃体験:『パラサイト 半地下の家族』

(いつも通りですが、ネタバレは基本的にありませんので、未見の方もご安心ください)(にわとりが本作を観たのは、パルムドール受賞で話題になった少し後でした。アカデミー賞4部門受賞の歴史的快挙の前に観られてよかったと思っています。劇場混んでるでしょうし、レイトマジョリティ感ハンパないですし) 韓国の映画監督といえばこの人しか知りません。『殺人の追憶』『スノーピアサー』をはじめ、クリーチャー映画マニアの端くれである自分があの金字塔『遊星からの物体X』と比肩するとも推す『グエムル-漢江の怪物-』など、次々と問題作を世に放ってきた鬼才ポン・ジュノ監督が、とんでもない怪作を出してきました。パルムドール受賞の妥当性については、歴代の受賞作が十分にニッチでディープゆえに基準が判らずなんとも言えないのですが、これが鑑賞というレベルではなく「体験」であるという意味では、例えば『カメラを止めるな!』などと同じ次元の作品だと思います(全然ベクトル違いますが)。 ジュノ作品では、覆し難い不条理なり格差なりといったプロットが用いられますが、今回はかの国が闇として抱える身分格差がストレートに描か... Read More | Share it now!