『ゴーン・ガール』

ほとんど劇場で映画を観ることがないんですが、たまたまそういう機会がやってきたとなると、是非とも自分の好きなジャンルを観たいなと思うわけです。世の中的には、男性向きとしては『アメリカン・スナイパー』一色というタイミングだったのですが、自分としては極上の虚構に酔いたいと思い探したところ、まだギリギリ本作をやっている劇場があったので、わざわざ都心に出向き、席数50ちょっとのちっさい劇場で観てきました。 皆さんはデヴィッド・フィンチャーという監督をご存じでしょうか? SF界で既に古典となる初作、ジェームズ・キャメロンによるアメージングな2作目というハードルの中、『エイリアン』シリーズの3作目で鮮烈なデビューを飾って以降、トラウマ必須の『セブン』、『ファイト・クラブ』『パニック・ルーム』など、とにかく男のハラハラ欲・マッシヴ欲を存分に満たす怪作を世に送り出してきた人です。この人の作品というだけで無条件に観る価値がある、というのが私見です。 で、本作ですが、行方不明になった妻を公開捜査で捜す、というプロット自体は問題ないとして、まぁこれほどまでに観ていない人に説明のしづらい... Read More | Share it now!