別に普通の劇場でよかったんですが、公開から1か月以上経っていることもあって近くではいい時間帯がなく、仕方なくグランベリーモール内の4DX劇場で鑑賞。2,900円はいくらなんでも…という気もしますが、もう遊園地に行ったと思うしかないw 初体験だったんですが、まぁイスは揺れるわ銃弾は飛んでくるわ(風が頬に当たる!)、殴られるわ(背中押される!)、挙句水はかかるわ(水飛沫が!)、こんだけいろいろ尽くしてくれれば納得するしかありません。
さて内容はというと、とかく難解といわれるノーラン作品の中でも特に…というか、ぶっちゃけ解んねぇよほっとんど!w パンフレットを買って解説を読むことでなんとかこの世界観のルールは把握したものの、初見で理解できる人は恐らくいないでしょう。ともあれ、SFにありがちなタイムリープと決定的に異なるのが、「時間には順行と逆行があり、『回転ドア』に入ることでそれを切り替えられる」ということ、そして「逆行時も、順行時と同じ速さで時間が進む」ということ。これが非常にユニークで、順行者から観た時に逆行者は同じスピード感であたかも逆回しで行動しているので、それを映像化すると本作の「銃口に吸い込まれる銃弾」とか、「自分や仲間と出会ってしまう」とか、「『MATRIX2』とは別の意味でド肝を抜かれるカーチェイス」とかになるわけです。
まぁ、理解できないなりに、この奇天烈な世界観を体感するだけでも十分に価値はあります。ただまぁ、解った方が面白いんだろうなとは思うわけで。最後の作戦の後、どうして「名もなき男」が泣いてるんだろう…ってのも、解説読んで初めて解りましたからね。そうなるとちょっと、キエフ⇒ムンバイ⇒オスロ⇒タリンと次々に河岸を移して展開されるドンパチやら大爆発やらが、どうも「やりたい(見せたい)ことが先にあって、無理繰りストーリーにこじつけている」ように思えてしまうんですよね。ちょっと散漫な印象を受けてしまいました。
本作の掘り出しモノは、なんといってもエリザベス・デビッキで、この女優さん初めて知ったんですが、こんな上品で美しい人が映画界にいたのか!と。しかも、最後すんげぇ鬱憤晴らしするよなぁ。あんまり綺麗な嫁さんもらうと怖い目に遭うなと(そうじゃないだろ!)。


