MACKIE “Mix12FX”

学生時代から長らくYAMAHA製のミキサーを使ってきていたのですが、完全にアマチュアユースだったようで、S/N比があまりよくないと楽器店の店員さんに指摘され、じゃぁちょっくら替えてみっかなぁ…と買ったのが、先代のTAPCO製品でした。しかし、これがぶっちゃけ、あまりメリットが感じられないブツでして。作りは堅牢で、なんとなく高級感があったんですが、とにかくバカみたいに重くて、しかもフェーダーをある程度上げた時の「サァーッ」というノイズが、感覚的にはそれまでのYAMAHA製と変わりなく。

スタジオ練の度にシンセやらスタンドやらとともに、手許で自分が出す音源群のバランスをとってL/Rにまとめるためのミキサーを持っていかなければならない自分にとって、重量というのはかなり切実なファクターでして。というわけで、黄色のTAPCOをHARD OFFに売り払い、替わりに入手したのがMACKIEのMix5だったのです。まぁ、その時にはバンドで使っていたのはシンセ2台だけだったので、スペックとしてはそれで十分でして、重量がたったの600gになったことで、ヒャッハァ!な心持ちだったわけです。

が、曲中での音色バリエーションが多彩なバンド(具体的にはLEVEL42)をカバーしていた都合上、シンセ2台ではリアルタイム切り替えが多くなってしまい、演奏に集中できないという判断に至りました。で、もう1台増やすとなると、ステレオ入力が2系統しかないMix5ではダメだということになります。で、とにかく早急になんとかせねばと、買ったのがこのMix12FXになります。

買い替えを機に他のメーカを検討してもよかったのですが…というか、実際に検討もしたはずですが、スペック、重量、価格のバランスが非常によかったですし(有体にいえば、必要なスペックを満たしながらのダントツの軽量・低価格)、 Mix5で音質や使い勝手などについては自分の中で「実績」ができていたので、もぉ「兄貴」を買うんでいいだろうと。

それで、 別にステレオ入力が3系統必要なだけであればMix8でもよかったんですが、どうも引っ掛かったのが、Mix8が純粋な8chではなかったということです。最後の1系統については、AUX Returnを入力ということに見立てているんですよね。それ、小狡いだろと。また、せっかく買い替えるのに機材1台分しか入力が増えないとなると、今度何かのきっかけでもう1系統増えた時に泣くに泣けません。というわけで、正直大した値段ではないこともあり、思い切ってこちらにしたのです。

紛うことなきステレオ6系統入力ですので、もうどんだけ機材が増えても足りないなどということはありません(リック・ウェイクマンやジェフ・ダウンズなどのマネをしようと思わなければ)。1-4chに3バンドEQがついていますので、メインで使う2台をここに挿せば、音質調整ができます。また、汎用的なエフェクタが内蔵されているので、シンセ側でのエフェクトで賄えないような場面でピンポイントで使うことなどができます。

ここまでのスペックが揃っていながら重量は1.7kg、サイズも先代のTAPCOと比べ半分くらいになっており、スタジオでの準備/撤収時にそのありがたみをひしひしと感じます。また、ノイズはまったく気になりません。欲をいえばダイヤルではなくフェーダーだったら…ってことなんですが、ライブ中にリアルタイムでボリュームいじることなどないので(というか、 基本的にはミキサーでボリューム調整しないといけない事態を招いてはダメですよね:シンセ側なりペダルなりでやらないと)、そこは全然マストではないのでした。というわけで、電気的な不具合が起こらない限り、本機かMix5を使い分け続けるものと思われます。

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