近年、カルト的に話題になっている映画を比較的早めに観ておいてアーリーアダプター面する傾向があるな、と自分を省みていたりするんですが、本作もまさにそうですね。アリ・アスターなんて監督知りませんでしたし、実際『ヘレディタリー』も観ました、なんて人そんなにいないと思うんですよね。きっと、世の中の大多数が自分のような「エセ俄かアスター信者」なんですよ。マーケティング的にもそういうトコ突いてきてるな、小狡いな、見事にハメられてるな、と思うんですけど、気になるんですもん。なにがコワイのよ、どうコワイのよと。で、観に行っちゃいました。観たこと自体は後悔してませんが、結構長きにわたっていろんな場面がフラッシュバックしそうで怖いです。実際に、結構経った今でもことあるごとにさまざまな場面が脳内で再生されます。ヤバい、かなりメンタル浸食されたなと…。 あらすじは方々で紹介されてますから割愛します。その上で、ネタバレなしでレビューしてみませす。まず、制作側で謳っている「フェスティバルスリラー」という上手いことつけた感のあるジャンル名ですが、私がもっと適正な「コミューンホラー」に更新します。確かに祭りが... Read More | Share it now!
waldorf “streichfett”
弁当箱のようなキュートなフォルムに、無限の可能性を秘めたストリングシンセサイザーです。当時愛用していたアナログモデリングシンセ ALESIS製 “micron” の調子が悪くなってきており、代替機材を探していたのですが、一足飛びに現在のメイン機である blofeld を買えるほどの予算がなく、落としどころを模索していたところ、本機が浮かび上がってきました。 ソロを執る時用に「飛び道具」は欲しい、でも先立つものはそれほどない。でも、鍵盤はあるから要らないなぁ。だったら、音源部分だけでいいじゃんと。で、当時waldorfではこのフォルムで”rocket”という製品も出していたのですが、そちらはモノフォニック。さすがにコード弾きできないと使い勝手悪いなぁと。また”2-Pole”はそもそもシンセじゃなくてフィルターだそうで用途が違います。 あとは、Rolandから往年のJUNOをモジュール化した製品も出ていたのですが、なんと同時発音数が4とのことで、こちらもコード弾きの際の制約になってしまうと断念した経緯が... Read More | Share it now!
Roland “PC-180”
自分が初めて使った、いわゆる「マスターキーボード」です。つまり、音源が付いていません。「意味が分かんない」という方もいらっしゃるでしょうから説明しますが、本機は純粋に鍵盤のみ、つまり入力部分のインターフェースとしての機材で、外部の音源と繋ぐことで音が出せるのです。で、どうやって繋ぐかというと、世に出てから30年以上も経ってようやく仕様が2.0に更新されるらしい「MIDI」という規格の端子が付いているので、そこにMIDIケーブルをブッ挿して、音源側のMIDI端子にもブッ挿してやればOKです。 本機ですが、入手の経緯がちょっと変わっていましてね。前の会社で業務に使われていたものの払い下げなんです。その会社についてはここでは控えますが、古くなった機材を社員に安く提供してくれるというので、入札に応募しました。PC類の競争率は結構高かったですが、音楽系機材はそれほどでもなく、確か本機も数百円で競り落とした記憶があります。 機能としては非常にシンプルで、データスライダーが一つ(特段設定をしない場合、勝手にボリュームがアサインされていました)、オクターブup/downボタン。そ... Read More | Share it now!
MACKIE “Mix12FX”
学生時代から長らくYAMAHA製のミキサーを使ってきていたのですが、完全にアマチュアユースだったようで、S/N比があまりよくないと楽器店の店員さんに指摘され、じゃぁちょっくら替えてみっかなぁ…と買ったのが、先代のTAPCO製品でした。しかし、これがぶっちゃけ、あまりメリットが感じられないブツでして。作りは堅牢で、なんとなく高級感があったんですが、とにかくバカみたいに重くて、しかもフェーダーをある程度上げた時の「サァーッ」というノイズが、感覚的にはそれまでのYAMAHA製と変わりなく。 スタジオ練の度にシンセやらスタンドやらとともに、手許で自分が出す音源群のバランスをとってL/Rにまとめるためのミキサーを持っていかなければならない自分にとって、重量というのはかなり切実なファクターでして。というわけで、黄色のTAPCOをHARD OFFに売り払い、替わりに入手したのがMACKIEのMix5だったのです。まぁ、その時にはバンドで使っていたのはシンセ2台だけだったので、スペックとしてはそれで十分でして、重量がたったの600gになったことで、ヒャッハァ!な心持ちだったわけです。 ... Read More | Share it now!
ZOOM “R8”
俗に言う「マルチトラックレコーダー」です。自分としては”俗に言う”のなら「ハードディスクレコーダー」だと思っていたのですが、HDRというのはここ10年くらいですっかり「テレビ番組を録画するもの」の呼称になってしまったようです。なので、MTRと呼ぶのがDTM業界的にも適切なんでしょうね。というか、メディアが カセットテープだった時代は、この「MTR」という略称こそが、呼称としてもっとも普及していたような気がします。 で、自分が初めて買ったMTRは、確かTASCAMの”PORTA05″という4トラックのブツで、もちろんメディアはカセットテープでした。通常A/B面それぞれでL/Rにアサインされるテープを、片方向再生にすることで4トラックにしてあったわけです。当然オーバーダビングするとなると、最初の2トラックを再生しながらリアルタイムで別パートを弾きつつ、それらを別の2トラックに録音する…という作業を繰り返していくことになるわけです。パート間の音量バランスやイコライジングなんかを間違えても、後戻りができないという、博打のような作業... Read More | Share it now!
『カメラを止めるな!』
(本稿は、2018年10月にFacebookに投稿したものの転載です) ようやく『カメ止め!』を観に行けたのです。もうさすがに終わっちゃうかなと思ってたんですが、偶然時間ができたもので、劇場に行けました。それで、どうしてちょっとした社会現象ともいえるほど本作が話題になっているのか、納得しました。本作の魅力はいろいろあるんですが、まずは何より、観る者に「そう来やがったかチクショー!!」と思わせるだけの「構造の妙」があるのです。しかしながら、「どこが面白いの?」と訊かれても、その構造の妙を語ってしまったらネタバラシになっちゃうので、とにかく「早く観てくれ!」としか言えない。早く観てこっち側の人間になってくれ、というもどかしさ。この「口コミ」が実際に、公開拡大の原動力となっているものと思われます。 で、なんとか頑張って、まだ観ていない方が読んでも大丈夫なように本作を解説してみたいと思い、本作の凄いところや魅力などを以下に挙げます(恐らく、ここまでであればネタバラシにはならないとは思うのですが、それでも全く情報を得ない状態で観たいという方は、読むのを止めてすぐに劇場に行っ... Read More | Share it now!

